飛行機

禁煙していて良かったなぁと思うことを幾つか前に羅列したけれど、その中に入っていなくて最近かなり有り難いと感じているものがある。
それは表題にもある様に、飛行機などの公共交通機関に乗る時だ。


いつくらいのことなのか調べていないのでソースが無いのだけれど、いつしか国内発着の飛行機は全席禁煙になった。
鉄道では近距離車両は全面禁煙だし、長距離運行している車両でも分煙化は進行している。
今、どのくらいの比率になっているのか分からないけれども、私が喫煙していた頃も東海道新幹線の喫煙自由席は座るのにかなり苦労した思い出がある。
禁煙席から越境(?)してきて、喫煙車両と喫煙車両の間の踊り場(?)スペースに喫煙しに来る人が居たくらいだったから、当時から愛煙家は肩身の狭い思いをしていたことになる。
駅構内のプラットホームもどんどん灰皿が撤去されて、どんどん隅に追いやられている状況だ。
喫煙者マンセーのイメージの強かったタクシーに至っても、昨今は禁煙車両が増えてきているらしく、運転手さんに喫煙の是非を問わずに煙草に火を付けることが出来づらい状況になっているらしい。
灰皿の付いていないタクシーもあるようだし…
まぁ、羅列するだけ羅列した感があるけれども、公共交通機関は喫煙者にはかなり優しくない状況になっているわけで、喫煙しなくて済むようになると「移動時間=ニコチンの禁断症状の時間」という辛さを味わわなくて良くなるということだ。


ところで、ふと素朴な疑問が浮かぶのだけれど、飛行機が全面禁煙になった理由って何だろう?
空調設備がどーとか、受動喫煙がどーとか、非喫煙者の健康がどーとかですか?(汗


私が喫煙していた時は、シートベルトサインと禁煙サインが両方とも消える時間もあったのに、現在は禁煙サインが消えることはない。
つまり旅客機の禁煙サインは無用の長物になっているわけだ。
なのに何故禁煙サインを点灯させっぱなしにしているのだろう?
イヤミか?(^^;*1


禁煙するようになってから海外旅行をした事はないけれど、海外旅行では10時間を超える様なフライトもざらの筈だ。
喫煙していた頃、海外旅行に出かけて喫煙席がとれなかった時はわざわざ開いている喫煙席まで煙草を吸いに行ったし、全席禁煙の飛行機に乗らざるを得なくなったときには顔面蒼白の体だったらしい。
正直、その時の辛さは今でも思い出せる。
きついから寝てしまえとか思うのだが、寝られもしないのだ。
閉じこめられて煙草を吸わせてもらえない時間がながーく続くというのは、拘禁反応が禁断症状を助長するのか、ハッキリ言ってつらーいものなのだ。
思わずトイレで煙草に火を付けてしまう人が居るというのも、決して他人事ではない…っと、今は他人事だけど、まぁ、良くわかるのだ。
そんなわけで、航空会社さんは喫煙者のきつーい禁断症状を鑑み、「喫煙席」がダメなのだったら、トイレを改造するなりして「喫煙室」を設けるなどの対応をすべきなのではないだろうか。*2


ダメダメといってみんなが我慢できるような緩い禁断症状しか無いのなら構わないだろうが、煙草のそれはそんな生半可なものではない。
その事実を社会の共通認識にしていくためにも、鞭ばかりでなく飴を使っても良いと思うのだが…。
「エコノミークラスにそんな飴はやれん」ということですか?(TT)

*1:設備変更にコストがかかるからなのだろうけれど…最新鋭機は禁煙サインが無かったりして…

*2:喫煙室に長蛇の列が出来たりするかもしれないけれど(汗