2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ラスト・ワルツ 盛田隆二 著

盛田隆二3冊目。 処女作らしい。 けっこ良いです。 雰囲気あります。 狂気を孕んでいます。 (以下ネタバレかも?)

転々 藤田宜永 著

やっぱり藤田宜永は良いかも。 間の取り方というか、空気感というか、比喩もさることながら、重さの感覚が良い。 読中感が良すぎて、もっと読んでいたいと思いすぎるのが玉に瑕かも。 東京在住者には腑に落ちること多し。

サヨナライツカ 辻仁成 著

なんか、前読んでた本との落差がありすぎて… 一言でいうと…「ライトノベル」テイスト?(w ま、そんなこと無いんだろうけれど。 表現は良いと思うんだけど… プロットは陳腐で、先が読めすぎる展開。 1章の舞台を70年代に設定した2章構成だというのが分…

カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー著 亀山郁夫訳

ようやく読了。 とはいえ、感想としては「ようやく」という副詞に暗に含まれる意味とはかけ離れた、夢のような2ヵ月間だった。 古典をこれほど楽しんで読ませて貰ったのはかなり希有だと思う。 正直、この読みやすさは特筆もので、酒に喩えるなら飲み口の良…