2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

博士の愛した数式 小川洋子 著

小川洋子初読。 映画が話題になった原作本。 映画は見てないけども(^^; かなり軽く読めます… 行間があって良い感じ。 解釈とか議論とかを差し挟む余地があって、尚かつ、腑に落ちる感が素晴らしい。 ただ、知識付与系の小説にありがちな、その『知識』が出て…

幻の女 香納諒一 著

香納諒一初読。 けっこ良いかも。 ストーリーの展開とか、文章表現とか、比喩とかは可もなく不可もないって感じ。 話の筋の齟齬もそんなに目立たないし、まぁまぁなのかもしれない。 けれど、なんか書きすぎな感じ。 行間が無いってか、重い。 正直、諄い。 …

不自由な心 白石一文 著

白石一文2冊目。 短編集。 取り立てて書くことはない。 比喩表現とか言い回しはなかなかなのに、「おっさん」の妄想だらけって感じで内容にかなり興醒め。 あとがきの説教臭さもアレだし、もうこの作家はいいや。