人間へのアレルギー反応抑え、「遺伝子組み換え猫」開発へ

http://www.cnn.co.jp/science/CNN200410280012.html
うーん。
素晴らしい技術ですね。
猫にアレルギーのある人だけでなく新生児や妊婦のいる猫好き家庭には福音でしょう。
猫アレルギーがあって猫が好きな人って居ないような気もしますが(^^;
パートナーが猫アレルギーで猫を飼うのを我慢していた人などは
「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」
って感じで買いに走るのかなぁ(^^;


技術的には、特定の蛋白質の生成をノックアウトするのはさほど難しいことではないのですけど、それを行うことで生命維持に問題があったり、先天的な欠陥になってしまったりすることも多いので、実用化にはその辺のハードルをクリアしなきゃならなかった筈。
そっちの検証だの解決だのは大変だったんだろうなぁ。
なんて言いながら、「ジーン・サイレンシング」っていう発現抑制手法の詳細はしらないので的はずれな可能性も(^^;


この手の技術に関しては賛否両論ある…というか、否定的な人も多いんで、その是非については棚上げにさせて貰います。
で、個人的な意見を言わせて貰えば、繁殖が出来ないのがちょっと勿体ないところ。
アレルギーの無い猫の系統の実現ってのがこの手の技術の一つの目標点な筈。
つまり、増殖が容易になることなわけです。


このへんを勘ぐると

  • 繁殖によってノックアウトの効果が失われることが確認されている
  • 繁殖によって致死性の遺伝子異常が誘発される可能性が高まる
  • 単に利権絡み、特許などの関係で社外で繁殖されたくない

なんて理由が頭に浮かびますね。
まぁ、猫の繁殖管理は犬のそれよりも難しいのでそのへんを考えての対応なんだろうと好意的に捉えておいた方が良いような気がしますけれど。