CUBE ZERO

CUBE ZERO [DVD]
うーん。
悪くは無いと思います。


さすがにこのシリーズの総括っぽい作品なので、ネタバレの可能性を鑑みて書くことにします。


と、いうわけで
(以下、ネタバレの可能性あり)
この作品では、主人公視点が箱の中で無くなっているのがポイントですかね。
とはいえ、厳密に箱の中ではないか?と問われると微妙なのですが。
ま、それは兎も角。
この手の作品では、1を超えることはないというのは大方の作品に言えることなんでしょうが、これもそれっすね。
一作目が良すぎると、多言になりがちというか、説明したくてしょうがないというか、説明を求められて致し方なくやってる感がかなりありますね。
ZERO→一作目に至る意味、キャラクターの連続という意味で、ある程度の説明はできていると思いますが、この作品で「被験者」の実情や意味を思えば、1作目の「すべてに意味がある」というところにきっと抵触してきます。
その辺はご都合主義によりオミットだと思いますが、今作のラストに関してもかなり端折りすぎで舌足らずな感じ。
理由は後付。
特に理由は無くても良くて、見る人に行間を読んで貰うという1作目のスタンスは悪くなかったと思いながらも、2作目以降の多弁さがかなり気になります。
それに、今作をみると一作目のラストが本当にそうなのか、それとも、今作のような解答しか得られないのかはかなり不思議なところです。


正直、前作(2)よりはマシだと思いますが、出来としてはこんなところかも。
多分に冷麺の魔力にとりつかれてますが(汗