博士の愛した数式

博士の愛した数式 [DVD]
ほぼ原作通りなのかな?
原作を読んだのが前過ぎて細部を忘れてしまったけども。


取り敢えず、博士の義姉との関係について、原作に比してかなり入念に触れられているところと、主人公視点を『私』から先生になったあとの『√』に替えているところが一番の相違点かな。
前者の変更については、義姉の「嫉妬」で『私』がクビになる理由が判然とする一方、義姉が浅丘ルリ子ということもあって重すぎな感じ。
原作を読んで心地よく思った「行間」が無くなってる感じなんだよね。
ま、映画に行間って難しいのかもしれんけど。
後者の変更については、講義形式を取ることで博士が一方的に説明台詞を述べ続ける違和感を無くして言葉の説明をしやすくできる利点はあると思うけど、逆に学校の授業でそういう話をするシーンは常識と照らし合わせると違和感があるし、√による説明が重いという難点があるかな。


とりあえず、キャスティングも良いと思うし、キャストの演技も良くて、原作を良く再現してると思うので、その辺のところは些事なのかもしれないです。
あ、深津絵里はちと若すぎるかな(^^;