ブレイブ ストーリー

ブレイブ ストーリー [DVD]
んーと。
おもろいかも。
最後の願いのところの主人公の台詞なんてよく考えられてるなぁって感じ。(単に原作どおりかもしれんけど)
最後の最後に大団円になるところは、実は突っ込みどころ満載なんだろうけど、ジュブナイルっぽい作品(いあ。原作読んでないから分からんけど)で、あんな悲惨な設定くれたんだから、あれくらいのリカバリーは当然あっていいということで許容。


(以下いろいろ)
でも、あれだよね。
原作には書いてあるのかもしれんけど、宝玉を集めるったって、主人公のとライバル(?)のと複数の宝玉があるわけだし、ああいうことになって主人公が天秤にかけるような事態に陥るような宝玉に手をつけなくても良さそうなのにね。
まぁ、そういう風にならないと最後の最後の台詞はなくなっちゃうし、主人公がそういう万人が正しいと思える「選択」をすることはできなくなってしまうので、ああいう事態に陥らないと話が進まないんだろうけれども、それでも主人公が獲得してきてた宝玉とあまりに重さが違い過ぎだよね。
おまけに、主人公がした万人が正しいと思える「選択」をしなかった、ライバルは主人公が諦めたものを得ているわけで、ま、主人公自身がそういうものを望んでいたんだろうし、あのライバルはあの世界の記憶の無い、平行世界の住人なのかもしれんから、失敗した咎が無いのを指摘しても意味ないのかもしれんけどかなり違和感かな。


ま、宮部みゆき原作のだとエンタテインメント性に優れているし、読中読後感がすばらしいけど、あとに何にも残らない作品だらけのなかで、アニメ化された作品とはいえ、最後の主人公の件の台詞だけでも残ったのは特筆に値するかもしれん。