首都高

結構前から思っているんだけど、首都高の、特に4号5号6号の渋滞というのは全てC1への合流に起因しているんじゃないかと…


人間には、というか、特に運転をするとより浮き彫りになるようだけど、利己的、自己中心的な振る舞いをする人がいる。
全ての人がそうだというわけじゃなく、一部の人がそうだというだけなのだけれど。


並んでいる人を尻目に、おとなしく並んでいる人々をあざ笑うかの如く、躊躇無く、割り込みをかける。
首都高に限らないけれど、道路は構造的な事故を少なくするのを本義として、多少のマージンをとって作られているのが普通だ。
合流では、車線数を減らさずに分岐させておいてから、その後、2車線を1車線に絞り込み、これを合流する先に接続するというようなやり方がそれだ。
割り込みをやる奴は、この構造的なマージンを利用するのだ。


悪名高き4号の三宅坂でもよく見られる光景だが、おとなしく地下に入る前に左側車線に寄って並んでいる人を尻目に、右側車線から入り込み、1車線に絞られるところで合流する。
平たくその行為を見ればたかだか数台を抜かすというだけ。
何分の短縮になるかしらないが、そういう行為に酔ってでもいるのだろうか。


工事渋滞などの原因も同じなのだが、車線数を減らしての合流というのは大きな渋滞の原因になる。
互いに速度を下げて、相手を確認してタイミングを測らなければならないからだ。
自然渋滞の原因は、車両数の飽和と1秒のブレーキで説明されているが、車線数の減少が車両数の飽和を、合流行為がブレーキをということで自ずと渋滞になることが分かると思う。
逆に言えば、合流行為を無くして速度の低下を押さえる*1ことが出来れば、渋滞を緩和することが可能になると考えられる。
つまり、割り込みという一部の人々の利己的な行為こそが、後方の自分たちも数十分前に経験した渋滞を形成する元になっているわけだ。
恐らく、一部の人たちは近視眼的にこの行為を行っているため、そういうことには全く気づいていないのだろう。
諦観だが、そういう人々が居る事実を変えることもできないので、そういう行為を無くすことは出来ない。
だとすれば、構造的にそういうことが出来なくしたり、そういう行為をする意味を無くさなければ渋滞を緩和することは出来ないのだろう。
分岐時からいきなり1車線にし、合流を物理的に出来なくすることが単純な解決策なのだろうが、事故を多発させるリスクがあるために、それは出来ないだろう。
そうすると取るべき道はもう一つしかない。
「車線数の減少を無くす」という方法論だ。


つまり2車線のままでC1に合流すればいい。
と言っても、今の構造のままでは危険極まりない。
2段合流*2が発生して前より非道い渋滞を作り出す危険性の方が高いからだ。


そこで提唱したいのが、C1の一方通行化である。
現在片側2車線(〜3車線)になっているのを4車線通行にするのだ。
同じ方向にしか進めないのだから、合流での分岐はなくなる。
つまり、2車線のままでの進行が可能だ。
また、合流の数が半分になるので渋滞の原因も自ずとへることになる。
都心部に多い片側方面にだけしか入れない料金所も、半分閉めることが出来、効率的だ。


実際、流れていれば1周15分ほどしかかからないC1になぜ内回り外回りが必要なのだろうか?


役人的には「渋滞してあたりまえ」なのかもしれないが、渋滞など無い方が良いに決まっている。
どうにか改善出来ないものだろうか。



それにしても何で箱崎みたいな道路つくっちゃったんでしょうねぇ〜。

*1:つまりプレーキを踏む時間を短縮する

*2:3車線の道路で2車線をつぶして工事している時に発生する様な合流