電車男

スレの内容は、全部は読んでないんですが、話題になってるみたいですね。
出版もされるようですし。


この話の前段、車内での出来事の部分が、個人的に遭遇した事件とかなりの部分がオーバーラップして思い出されます。
色々なところが違うので違う事件なんでしょうが、類似の事件が多発しているということを考えると、車内マナーを声高に叫ぶ理由が良くわかりますね。
まぁ私の遭遇した事件は、この電車男さんのお話とは似ても似つかぬほど後味の悪いものでしたが。


かなり前の事なのでいつくらいのことだかすらも良く覚えていないのですが、午後の早い時間の登りの青梅線の車内の出来事でした。
車内はかなり空いていて、長い座席に2〜3人が座っている程度だったと思います。
そこへ、隣の車両から明らかに酒酔いした、浮浪者といった体の男が入ってきました。
年齢は良くわからないのですが5,60代かな。
そんなに身長も高くなく、痩せていました。
彼は車内を睥睨すると、一つ目の長いすに座っている20代くらいの若い女性に、千鳥足で近づき何事かくだを巻いていました。
それに気を悪くした女性は、それに応えて何事かを言うと、その席を離れて逃げていきました。
しかし、酔っぱらいはそれに懲りず、今度は女子高生2人組の座っている長いすの前にぺったりと座り込み、ニヤニヤと下卑た笑いを浮かべて何事か話しかけています。
女子高生は怯えてしまっています。
その向かいの席には、迷彩色の服だか?*1を着、なんか吊りバンドに小袋の付いた*2(もしくは、それに類似のごついリュックサックを背負った)、ある意味特徴のある恰好をした線の細い10代後半から20代前半くらいの若い男が座っていて、何事か言い合っていましたが、明らかに腰が引けていました。


正直、関わり合いになりたくないと思っていましたが、同じ車内のこともあり、助け船を出そうと身を乗り出した時、隣の車両から、スーツを着た20代後半から30代前半くらいの身なりのしっかりした男が入ってきました。
彼は座り込んでいる酔っぱらいに近づくと、毅然と注意し、下車を促している様子。
酔っぱらいが暴れようとして、手首を捕まれていた気もしますけど、記憶が定かではありません。
まぁ、少なくとも事態の沈静化の空気が車内に流れ、酔っぱらいも下車する様子になっていました。*3


その時突然*4、若い男が立ち上がり、抵抗しなくなった様子の酔っぱらいのお尻の部分を、後ろからサッカーボールを蹴るように蹴り上げたのです。
それも2度3度と。
今度はスーツの男が若い男を止めようとする始末。
スーツの男は、公然と暴力を振るった若い男にも下車を促しましたが、若い男はその手を振り払い、ブツブツ何事が呟きながら、憤然と長いすに腰掛けました。
スーツの男は、酔っぱらいを連れて粛々と下車しましたが、車内の冷めた空気の中でもその若い男は2駅くらい留まっていました。


私はと言えば、もう、唖然としてしまって…中腰カコワルイ(TT)って感じ。


いやはや。
自分が優位になったと観るや敏、
無抵抗の相手には強く出るってーのは…
突然手を出し*5、それも加減を知らないって人って増えてるんですかね?
昼間から酔っぱらってるのもどーかと思いますが、突然キれる奴の方がよっぽど危険人物かも。


相手は背の低い爺さんだったのにビクビクってのもかなり格好悪いし。


まぁ、電車男さんの話とは関係無いのですが、かなり印象に残った、似たような実体験と言うだけでして(汗

*1:良く覚えていないのですが

*2:ホルスターの様な

*3:もしかすると、既に駅に着いていたかも

*4:駅に着いて扉が開いた途端かも

*5:キれるっていうんですか?