本格推理

知り合いに推理小説のマニアの人がいる。


その人に
「××って本が凄いんですよ〜〜」
と言われ読んでみると…
「△△という話で使われた■■というトリックが…」
ってのばっかで困惑(TT)
要引用文献なのか?!
学術論文かと!


私自身はあまり読まないので解釈が間違っているかもしれないれれど*1、本格推理小説というのは、〜〜の本を読んでいるとその雰囲気が分かるとかいうレベルを超えていて、系統立てて出版順に全て読破し、トリックの内容をメモ書きしておくとかして、小説中の怪しげな部分には付箋を張って読まなければならないようだ。
ちょっと言い過ぎなのかもしれないけれど、読書の姿勢の問題で、ハイテンションというか、前のめりというか、読書に対する直向きさ、積極性が求められる様に見える。
私は系統立てて物事を進めるのがかなり苦手で、読書についてはまさしく「乱読」の体。
本を読みながら寝てしまうことも多いから、読書の姿勢もあまり宜しくない。
本格的に、本格推理小説とは会わないらしい。


さて、そのマニアの彼が
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
この本を評して曰く。
「あんなもんはミステリじゃない!」
「あんなのはトリックじゃない!」*2


うーん。まぁ、そうなんだけど…
本格推理以外はミステリじゃないとかいうのはどうかと。
えーと、なんていうか別に、ミステリというジャンルがどういうものだとかそういうことが言いたいんじゃなくて…


真面目すぎるのもどーかと思うんだけど。ってな感じ。ですか?(汗
そういうこともあるかな?くらいの弾力性ってのかな?
ま、お話だし…くらいの…(^^;


不真面目な私は真面目な人にはえらく弱腰になってしまうのでした。(弱っ)

*1:弱気

*2:種明かしを評して