Coppermine

440BX全盛の頃は私もCoppermineを持っていた。
CPUの価格が3万円を切ったのでやっと買えた600E。
当時、それくらいCPUの価格は高かった。


日本人の多くは判官贔屓だと思うけれど、当時隆盛を極めていたIntelよりもAMDを応援したくて*1、それを更新するマシンとして組んだのが、AMDThunderbirdの1Gだった。
G越えだよと、友人らと言い合った物だった。
今思えば、このCPUはじゃじゃ馬だった。
発熱量と消費電力の間には明確な相関関係があると思うのだけれど、当時としてはこのCPUの発熱量と消費電力はアホほど大きかったのだ。
電源の対応云々が騒がれたのも、CPUクーラーがいろいろ物議を醸したのも今となっては、このCPUの登場からかもしれない。


逆に言えば、CoppermineというCPUはバランスが良かったわけだ。
当時の我々*2にしてみれば、この設定不要のCPUがつまらない存在にみえるくらいだったのだから。


しかし昨今、CPUの消費電力は飛躍的に増大し、電源の容量も左に同じ、CPUクーラーのファンやヒートシンクが巨大化する時代になって、低消費電力、低発熱が求められるスペックになってきて、ようやくこのCPUの価値を再認識するに至ったのだった。
あのCPUあげなきゃよかったなぁ〜。みたいな。


そういう事を喋っていたら、友人が余っているからとcoppermineの866MHzを呉れた。
この友人は自分を自作の道に引きずり込んだ張本人なのだが、このCPUで貰ったCPUは3個目となる(汗
VCも2枚貰っている(大汗
ありがとう。
多謝である。

*1:価格面でも見合う物だったし

*2:所謂OCとかやってる一部の自作マニア