スタイル

バイク乗りの独り言。(てか妄言)


バイクってのは、用途に応じたスタイルを具現しているという点でストイックな乗り物だと思う。
例えばオフロードのバイクは、悪路走行のためにオンロードでの乗り心地やコーナリングを捨てたスタイルをしているし、逆にオンロードのバイクは、低重心で、舗装路を掴むよう設計され、悪路を走ることは困難になっている。
つまり、それぞれのステージに特化しており、それがスタイルとして確定されているというわけだ。
それは余計なものを排除しているのと同義だし、その姿がバイクそのものであるとすら思うのだ。


ライダーは、それぞれのバイクを買うときにそれぞれ各々の理由でバイクを選ぶと思う。
その中でも嗜好ってのが一番だろうから、それぞれ各々に好きなスタイル、つまり想定するステージ、すなわち、バイクに乗っている自分自身の居る風景ってのを思い浮かべて、バイクを買うと思うのだ。
だから、走る姿もその風景の中であってほしい…と思う。


だから!
アメリカンなバイクに乗りつつ、すり抜け繰り返す輩よ〜。
寂しくないか〜?
あまりに日本人な自分が。


すり抜けしたいなら、それ相応のバイクに乗れよ。
アメリカンに乗りつつ、日本人らしいせせこましさを発揮してどうする〜。
まったく路上経験がなくて、思わずアメリカン買ってしまったならしゃーないけども。
そーじゃねーだろ?


車線ど真ん中で、堂々と走っとけ!
停車中もどまんなかで堂々とするための車だろう?


悲しくなるから、そのスタイルの車でせせこましいことすんのやめてくれんかなぁ。