[読書]スペイン灼熱の午後 逢坂剛 著

スペイン灼熱の午後 (講談社文庫)
巨匠(?)のかなり過去の作品で、スペインものの作品の一つ。
あまりに有名な「カディスの赤い星」(ISBN:4061844954ISBN:4061844962)よりも過去の作品になるらしい。


期待したほどではなかった、というのが正直な感想。
まぁ期待が大きすぎたのは自明のことだけれど。


思ったことを列記してみると…

  • 寸止めがない。ヤられます。両方の意味で。これは他の作品ではあまりみなかった特徴かも。
  • 歴史的な事実の描写がかなり読みにくいです。「自明のことなので説明は省きます」ってか、分かり易く説明してくれてない感じ。正直、ついていけません。
  • 最後の最後の描写の意味がわかりませんでした。その前段の描写については、ある意味驚きをもって見ていられたんですが…。読解力不足かなぁ…orz