新化 石黒達昌 著

新化 (ハルキ文庫)
石黒達昌初読。


んー。
架空の生物を作って、その架空生物に特有の特徴を示し、それを論拠に進化論とかに一石投じるのって、何か意味あります?
何これ?ってかんじ。


表紙に「鈴木光司」と「瀬名秀明」が煽りくれてるんだけど、両方とも終わっ(ry
作家だからなぁ〜と思ってたら見事だった(wwwww
やっぱりねって感じ。


(以下細かいこと)
中で当該生物の遺伝子の一部分を何ヶ所か比較することで、それらの遺伝子が全く同じ=つまり別の個体なのにそいつらは同じ遺伝子になってる=そいつらはクローンってな理論展開してるけど、ゲノム全部読んでないのに同一性を証明するなんて無理なんじゃ?
別の生物種と異なる遺伝子特性を持ってるとかなんとか自分で書いておいて、染色体中のマッピングの話なんかも全くなしで、一部分だけPCR+シーケンサーで読んで、それらが全く同じだったから同じ個体ですなんて…(^^;
ゲノムにどれくらいの塩基があるか分かって言ってるんだろうか?
恥ずかしい。


なんだかなぁ。