トゥルーマン・ショウ

トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]
良いと思います。
なんか、凄い象徴的だし、色んな風刺を含んでいると思います。
造物主たる神と人との関係とかね。
でも、ジム・キャリーって、良い意味でも悪い意味でもやっぱりジム・キャリーなんだよなぁ。
ジム・キャリーを逸脱することのない演技は、ほっとする半面特に驚きも無いわけで、個人的には結構微妙。
最後の最後の笑顔なんかは、その最たるものかな。


(以下色々戯言)
下世話な話だけど、トゥルーマンの奥さん「役」な人はトゥルーマンの事を好きな訳じゃないのに、奥さんをやってた人であるみたいな設定があるけど、それって二律背反的だよね。
結局、本当に彼の事が好きな人は、好きな人を騙し続けることができなくなるから奥さんの「役」をやることが出来なくなるわけで、そうするとトゥルーマンは自分のことを好きだと思っていない相手に、好きだと思っていると騙されて結婚してしまうわけだし、奥さん「役」な人は好きでもない相手と夜の生活を普通に営まなければならないし、子どもをつくらなければならない。
なんか、えらい酷い娼婦って感じだよなぁ。
こんな濃厚な人間関係で相手を騙し続けられるとしたら、その演技力精神力は生半可じゃないよなぁ。
それって親友「役」の人にも言えることなんだけど、そもそも一人だけネタを知らないっていう状態を継続するのは、結構難しいんじゃないだろうかねぇ。
そのつらさを克服できるだけのモチベーション*1が与えられているのかもと、さらに下世話なことを考えてみたりして。。。

*1:つまりお金とか