ドリームガールズ

これはモータウンとスープリムスを下敷きにしたミュージカルのミュージカル映画化って奴なんですよね。
結構史実に基づいたところがあるんで、リアリティもありますし、元々ミュージカル作品だっただけに音楽が良いです。

ビヨンセとジェニファー・ハドソンの歌が凄い。
見てて（ってか、聞いてて）、ノっちゃったり、背筋に寒気が走るような感覚になったりしちゃいました。

ただ、史実に基づいたところがあるんで、後半史実から離れていくからか、終わりどころが難しかったのかなという感じ。
一応、色んな意味で大団円っぽく演出はしてるけど、実はそうでもないわけで、色々考えていくと、そんな終わりで良いんだろうか？と思うことしきり。

ま、モータウン好きなら見て悪くないかも。
ただし、ミュージカルはミュージカルなんで、思いの丈を歌で語りまくるし、余りにも都合良く劇中のキャラクターの心情を吐露するような音楽を作って売ったりレコーディングしたりしています。
こういう典型的ミュージカルに、違和感を禁じ得ない、さぶいぼが出る、という方にはお勧めできないと思います。