海辺のカフカ〈上〉 村上春樹著

海辺のカフカ〈上〉
2年前(2002年)に購入して本棚に眠ってたのを今更読み始めた。(汗
私のハードカバー忌避もここまで来れば立派なものだと思…わないでもないでもない。*1


上巻の終わりまでで最初の頃からの幾つかの謎は明らかにされていて、それぞれのこれからの絡み方に期待しているところ。


自分の頭が悪いせいかもしれないけれど、その章を読み終えて次の章を読み始めるときには前の前の章の最後まで戻って数行読み直さないと、物語の連続性を頭の中で維持できなくなっていた。
交互に描かれる物語の主人公を含めた全てのキャラクターが濃く、それぞれの物語に没入している為に、その章に居るときに前の章が頭から綺麗さっぱり抜け落ちてしまうのだ。
でも、それはきっと良いことなのだ。


えーと、ここまでの感想として一言だけ。
『そんな音楽の趣味の15歳は居ないと思う』。
ま、時系列、時代設定なんてものはこの物語にとっては余り意味のないものだから、正直どーでもいいんだけれども。

*1:正直アホだと思う