シュドラとの七日間 桑原譲太郎 著

シュドラとの七日間 (ハルキ文庫)
すげぇ。
Imageが逆だよ。
笑える〜。


桑原譲太郎初読。
読みはじめて数ページで、「あ〜、久しぶりにやっちまった〜」と思い、それが最後まで継続してました。
最後まで読むのがかなり苦痛で、読書日記を書くという習慣が無ければ、途中で投げ出せたのにと、残念でなりません。


(以下どーでも良いこと)
この本を書いた人どんな人だか全く知りませんけど、この本を書き終えたことで随分すっきりしたんじゃないかな。
不平不満をぶつけたいだけぶつけてます。
「〜〜が悪いのはXXのせい。」などと責任転嫁の嵐で、薄っぺらいです。
そのくせ、それが正論だとかなんだとか自己肯定かましてます。
痛々しくて読むに耐えません。


内容の齟齬が酷いし、物語を活字で読ませる本という形にするのは無茶なんじゃないかと思います。
今まで語られていた内容を数秒後には忘れてしまえるような媒体でないと物語という体をなせないのではないかと。


文章も、今日日中学生でももっとマシなものが書けるんじゃないかってレベルだし…
あ、そうそう「微に入り細に入り」などという日本語はありませんよ。
似た言葉で「微に入り細を穿ち」という日本語ならありますけどね。


下調べとかしてないし、プロットを作ったりもしてないんだろうなぁ。
行き当たり場当たりで書いてる感じ。


証拠品の薬莢を自分で握っているのに「警察は自殺か事故と考え、殺人だとは思わない」らしいです。
無茶。


「追いつけそうにない」と思うような距離でショットガン乱射する殺しのプロがでてきたりします。
無理。


サイレンサーってのは音を消せる魔法の道具くらいに思ってるみたいです。
ライフルマークに影響しなかったりするらしいので。
もうね。


この手のを突っ込み始めるときりがありません。
で、本人曰く「自分はハードボイルドの旗手」なんだそうで。
イタタタタタタ…


しかし、よくこんなもんを文庫にするよなぁ。
こんなもんを読んで、「我が意を得たり」と思う層があるんでしょうか?
かなり疑問なんですが。