江上剛初読。
覆面作家時代の作品で、同氏の処女作だそうです。
（以下ネタバレ）
読み始めから予想はついていましたが、展開がかなり陳腐です。
また、銀行に関するネタについても今になって読めばそんなに目新しいものでもありません。
ま、この本が書かれた時期には目新しかったかもしれないですが。
それにしても悪人の嫌がらせがアホみたいだし、首魁の嫌がらせも子供じみてます。
ちょっと発想が貧困なのか、心理描写が弱いか、もしくはその両方なのでしょう。
それにしても、紙ベースの文書の写しをとらない人っているのかなぁ？
また、写しが取られていないことをすんなり信じる悪の首魁って、なんかあり得なくないですか？
