リカ 五十嵐貴久 著

リカ (幻冬舎文庫)
五十嵐貴久初読。
そこそこなホラー。
最初の章の落差は凄い。


けど心理的な恐怖は最初だけで、物理的なそれが主だし、心理描写が薄いので総じて軽い感じ。
ネット関係の知識は薄く、知識の少ないオヤジのぼやき節っぽい雰囲気たっぷりな描写がイタイ。


(以下ネタバレ)
最後の最後に至るまで寸止めが続くので軽い感じなのかな…
最後の最後にはアレなんだけど、ストーリー展開に必然性が乏しいから説得力がないのかも。
最初の章で心理的な恐怖は出尽くしていて、後の展開が陳腐にならざるを得ない感じも頂けない。
1ページの文字数が少ないので内容も薄いし、軽く読めるのは良いんだけどねぇ。