サウダージ 盛田隆二 著

サウダージ (角川文庫)
盛田隆二2冊目。
あとがきを読んだら12年も前のモノの単行本化だってのが判明。
へ〜。
評価されないときってのはホントに評価されないんだなぁ。


個人的には、読後感も、行間も悪くない感じ。
謎は謎で残ったけれど、それは個人的な解釈が入り込む余地があるってことで、この作品のもつオーラとの間に齟齬がない感じで良いと思う。
初読の本(ISBN:4043743017)と同じような、時系列が素直な淡々としたスタイルをとっていて、だからこそのエピソード群のリアリティーというか、力?がこの筆者の特徴なのかもしれない。


読後の余韻が気持ちいい。